Hondaカット

レヴェナント:蘇えりし者のHondaカットのレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
4.3
86点。音圧ならぬ映像【圧】が凄かった。撮影と演技が特に圧巻!どうやって撮ったの?ってカットと、そら撮れるだろうけど大変じゃない?ってカットしかなかった。この圧を広角単焦点のみ(12mm to 21mmとか)で撮ったルベツキは凄すぎる。

ただ、これが映画として凄い映画だったのか?と言われると考えてしまう…。

『バードマン』の時もそうだったけど、そりゃやってること凄いけどさぁ、でも映画ってそこぉ?って感じを受ける。ストーリーテリングの凄さだけを見せられてるというか。語っているストーリーがそれに負けてしまっているのだろうか。

でも、そう考えると同じような凄みとストーリーのシンプルさを持つポール・トーマス・アンダーソン作品がちゃんと【映画】なのは何故かっていうのを個人的にもっと追求しないといけない。話の内容に関わらず、人の心を震わせるのは画と見せ方と演技だけではなく、さらに何かが必要なのだ。
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