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レヴェナント:蘇えりし者のasaのレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
4.5
ディカプリオが「レオ様」を捨てて泥まみれ血まみれのガチでアカデミー主演男優賞獲りにきたな〜〜!という印象です。おめでとうございます!

「最愛の息子の命を奪われ」「見捨てられ置き去りに」というのは予告などで散々見ていたのですが、その2つがどう関連しているんだ……?とチンプンカンプンでした。なるほど〜〜そういうことだったのか。トムハ演じるフィッツジェラルドが清々しいまでにクズです。トムハほんとすごいな。何気にドーナル・グリーソンとか出てて良いですね…画面が全体的に泥っぽいし男達が汚れてるのでドーナルの金髪めちゃ輝いてました。いや汚れてるけど。

息子を守るために生きていたグラスが、息子を奪われ復讐を決意する。ここまではよくある展開です。しかし途中で出会う原住民(?)の「復讐は天に委ねる」という言葉がキーワードになってきます。息子のために生き、復讐のために生き、その後グラスは何のために生きていくのか。「死ぬことがないから生きる」ということなのか。なかなか考えさせられますが難しい問題ですね。

本当はもっと大スクリーン・整った音響で観るべき作品だったかもしれないな……と思います。尺は長いですが、特に飽きることはありませんでした。雄大な自然をロングショットで映すシーンと、何かに追われて(襲われて)いるシーンの緩急がついていたと思います。

いや〜この頃忙しくて、本当に久々に映画を観ることができました……!ちょっとリハビリには重い作品ですね笑
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