もう"起こっている"ようにしか見えないリアルさ。とてつもない没入感だった。
没入はしたけど、気分が高揚したかというと微妙。
血、死体、凍傷、と画力が強烈な上に、それを長々と変わらない風景で見せられて正直疲れた。
復讐の達成へと向かっていくカタルシスを感じる前に、疲労からの解放を求める欲の方が強くなる。
自然光のみで撮影するという本作のウリの部分も合わなかった。
映像のトーンが変わらない映画はあまり好きではない。
あと、場所は移動しまくるのに景色は代わり映えしないってのもかなり苦手です。ワンシチュエーションと決められてる映画は好きなんだけど。
動きがある映画には無意識に新しい景色を期待してしまう。
でもディカプリオが念願の主演男優賞をゲットしたことは嬉しい。ケイトウィンスレットが泣いてるのを見て俺も泣いた。
めげずによく頑張った！引退しないでよかった。
本当ならアビエイターで取れてたと思うが！おめでとう！
