デカプリオが初の主演男優賞にノミネートされたサバイバル映画。
映像や世界観が素晴らしかった。撮影方法にもこだわりがあったらしく、それが現れていた。主演のデカプリオの演技もなかなか良い。本当に死にかけでも生きたいというのが伝わる演技だと思った。言葉が少なく描写で語るシーンが多かったのも良い。ただ、少し気になったことがあったので、順に書いていきます。
その一
決定的なシーンが少ない。拳銃を奪って戦うようなシーンがあったけどそういうハングリーな描写が少なかった気がした。もの乞いのときも相手が敵対する人だったり、食べ物を得るときも自分で殺したりして獲物を取って欲しかった。テーマを考えても、もう少し頑張って欲しかったな!
その二
息子を殺して裏切った人、トム・ハーディのキャラが薄いこと。キャラがもう少しあれば裏切ったとき主人公のグラスも復讐心に燃えた気がした。
2時間半ありますが長さを感じずかなり楽しめた。