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レヴェナント:蘇えりし者のCarrollのレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
5.0
裏切られた男の復讐劇!執念に燃える人間の怖さたるや!ああ恐ろしい!

開拓時代のアメリカ。白人達は資源を求め、ガイドを連れて各地を回っていた。厳しいのは自然だけではない、先住民たちは自らの土地を奪われんと必死の攻撃を仕掛けてきます。
そんな道中、主人公のガイドは文字通り瀕死の大怪我を負ってしまう。勿論置いていかれる。だって、自分達だって安全じゃないんだもの!
そうして始まる彼の執念の復讐。その描き方たるや!

いや、そうは言いましても、実際そんな単純なお話じゃ無いんですよ!彼がそこまでの炎を燃やすのかはたっぷりと観客道づれで教えてくれます!思わず拳を握りしめ、奥歯を噛み締めぐぬぬとなってしまうほど!
中々にこの映画を文章で伝えるのは難しい。極限状態の人間の感情の変化、思い。その表現が見事!それに主人公だけでは無く、しっかりとそれぞれの視点での思いも描かれていて、より重厚な印象です。
素晴らしい映画でした。
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