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レヴェナント:蘇えりし者のplantseedsのレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
4.1
『復讐の先に待つものとは』

第88回アカデミー賞で、レオナルド・ディカプリオが見事主演男優賞受賞。
前々から見ようとは思っていましたが、ようやく鑑賞。

この圧倒的な、エマニュエル・ルベツキの撮影は、劇場で見るべきだった…
劇場向きの作品ですね。

ディカプリオ演じるグラスは、グリズリーに圧倒的な重傷を負います。
作品通して感じるのは、圧倒的な自然の力。
我々人間は、武器やもの、それらがあるから自然に対して立ち向かえる。
しかし、それがなかったら、裸だったら、弱い生き物なんですよね。

人間が事実上支配してしまっているこの地球。
しかし、そこに安住してはいけないといいますか、
上に立ったように、おごり高ぶってはいけないのでは。
地球という家に、住まわせてもらっている、その恩恵を意識する必要があるなと思いました。

真実は、事実は、当然当事者にしか分からない。
それを見なかった者は、想像しかできない。
主要人物たちの関係性は、人間生活における普遍的な部分をうまく表現しているのでは。
事実を隠し、真実を隠すことについても思うところがありました。

なかなか、難解な部分も多く、
先々で見返してみようという作品でした。
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