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レヴェナント:蘇えりし者のはのレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
3.4
すごく面白くて、二時間半という長尺ながら、全然飽きずに観る事が出来た。
話としてはそこまで起伏があるわけではないのだけど、それでもちゃんと面白いっていうのはすごい。
序盤、熊からのやられっぷりが壮絶すぎて、その後回復できるようには思えず、え?これってもしかしてゾンビになって蘇るの? 蘇りし者ってそういうこと? こんなに真面目そうな映画なのに? とか、素で考えてしまった。
しかもこれ実話ベースだそうですね。
実際は季節は夏だったそうですが。

以下ツッコミです…

なんでこの映画、登場人物みんな気軽に川に入るんですかね?
不可抗力の場面は仕方ないかと思いますが、普通の時にもみんな川に入って平気で足を濡らす。

漫画「ゴールデンカムイ」では、極寒の中誤って水に転落し、這い上がった時にはすでに意識混濁が始まっていました。
(ゴールデンカムイの舞台の気温はマイナス30度、この映画の舞台のサウスダコタはマイナス10度なのでかなり差はあるけど)
真夏でさえ、濡れた服を着てクーラーにあたるという自殺法があります。
0度の水温で意識を無くすまでの時間は15分以内。
傷つき消耗しきった身体で川を流され、全身ずぶ濡れになって助かるのを物語の都合と許したとしても、その直後のシーンで魚を取るためにまた川に入るのはいくらなんでもありえない。
極寒の厳しさを描く映画なのにどんだけ寒さ舐めてんのかと思ってしまいました。

以上、寒さ描写にはものすごくこだわりのあるわたしでした。
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