圧巻！！鑑賞後の動悸と疲労感が凄い。。
こだわりにこだわって映像を作ってある事が伝わります。
この作品でアカデミー主演男優賞をとったレオナルドディカプリオ。
彼が大自然を前にもの凄い苦しみと忍耐を経験していくわけですが、これがあまりにリアルで、こちらも一緒になってそれを追体験することになってしまいます。
痛い（それも超激痛）、寒い、血生臭い、不味い、気持ち悪い、ありとあらゆる負の感覚を体験したんじゃないか？と思えるくらいそれはもう壮絶。
グリズリーに襲われる所なんて正視に耐えない凄まじさ。。本当に本物のクマに襲われてるかのようでした。。怖かったよ。。
大きく厳しく恵みの一面も持つ、ただそこにあるだけの大自然。
息子を殺された主人公に感情移入できつつも、大きな自然の中で奪ったり奪われたり奪い返したり、人間達の営みの小ささが際立つ作品でもありました。
キリスト教的思想がテーマの一つにもなっているので、知識を持って観るとより深く世界観を理解できて楽しめそうではありましたが、知らなくても十分すぎる荘厳さと重量感のある作品でした。
