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ヒットラーのmhのレビュー・感想・評価

ヒットラー(2003年製作の映画)
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二部作のテレビ映画の一作目。
ヒトラーがのしあがっていく様子を史実通りにテンポよく見せてくれる。ロバートカーライルの熱演も見どころ。
出生からWW1を経て、国家社会主義ドイツ労働者党の党首となり、勢力を強めると、ミュンヘン一揆で反逆罪に問われる。
裁判も負けてその実刑判決まで。
ネガティブなサクセスものという風情もあって、こちらの黒い感情を刺激してくる。
作中、共産主義者とゲーリングと突撃隊が大きく扱われている。
WW1で敗戦した原因がこいつらだというロジックで共産主義者とユダヤ人を、ヒトラーは敵対視してる。
突撃隊はナチ党の台頭に大きくかかわっていたとのこと。
突撃隊は悪名高いわりに、その後に現れるナチス親衛隊、ゲシュタポが強烈で陰に隠れている感ある。具体的になにをしてたのか知らなかった。
WW1からWW2までの空白を埋めるかのような内容になってる。
史実の知らない部分をやってくれると過大評価してしまう癖があるんですけど、やっぱりこれも夢中で見ている。
ほんと面白い! 第二部も楽しみ。
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