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風の音、愛のうたのひでGのレビュー・感想・評価

風の音、愛のうた(2011年製作の映画)
3.9
わあ😓写真ないんだ、、
観た人が少ないし、評価低いけど、

全然、ぜんぜん、いい映画ですよ!(日本語変ですけど)

僕は、宅飲みをしていて、🍺が進んでかなり酔ってくると(もう冷静に映画も観れなくくらいに).

YouTubeを観て、泣きたくなる😅

そんな時に観るのが、

○スーザンボイルのオーディション番組

○映画「グッバイガール」のラストシーン
そして、

○タイの感動CM

特に、親切なお店の主人が万引きした少年を許す。その30年後、その子は、、

聾啞の父親に反抗する娘が病院に運ばれて、、

もう、酔っ払いオヤジは、ボロボロ(涙)

ショートフィルムなんだけど、
タイのヒューマンドラマの作り方って、
何かいいんだよな。

ストレートなんだけど、野暮じゃないんだ


で、このタイ映画にも、そのヒューマンドラマのうまさが十二分に生かさせている。

映画は、3つの並行して進んでいく。

近代的な靴工場の社長とその娘、そして、
その大量生産に反対して、手作り靴にこだわるその父親


軍人の夫と離婚して、息子と共にこの地を離れようとしている母親

成宮寛貴に似た音大生、妹が発達障害、才能はあるけど、オレがオレがの性格
そんな成宮を助手として、自然音を集める音大教授

それぞれのエピソードが繋がることはないし、ありきたりと言えばそうかもしれない

新鮮味はないし、結論も予想通りなオチなんだけど、

でも、何か、飾ったり、誇張し過ぎてたりせず、

教授が集めた「自然音の美しさ」のように

素朴な温かさが詰まってる。

いいんだよな〜

表面的には繋がりはないけれど、
風がつないでいる、上から見ている
みたいな、ソフトな結び付きも
この作品の空気に合っているなって
思いました。

それから、僕はそんなに最新のタイ事情に詳しい訳ではないけれど、

この3つのエピソードには、タイという国の置かれている立ち位置が見えているようだ。

つまり、急激な工業化と伝統を重んじるものとの対立

軍人の地位の強さとそのプレッシャー

自然を愛する気持ちが土台にある環境の中でも、それが忘れられていくこと

など、それぞれの話が、タイの国の様子を示しているのかもしれない。

タイ映画、さらに、国際的な評価を受けていく日も近いのではないだろうか。
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