ハニルくん

13の選択のハニルくんのレビュー・感想・評価

13の選択(2014年製作の映画)
4.0
米国のすごい胸糞映画。出だしが一番不穏であり、パーティーで演説中の優しそうな老人が突然隣の女性の指をナイフで切り取る。それ以降はひたすら汚く馬鹿げている。ホラーとはなっているがブラックユーモアという感じであり、お金に目がくらんで人間性をどこまで失うかというテストであるという意味では、2009年の米国映画『The Box』に近いかもしれない。生活に困っている主人公に謎の怪電話があり、13の課題を達成するたびに大金がもらえるという。しかも、段階ごとに額が大きくなり、もし、課題をクリアできなかったり、ゲームの存在を外部に漏らしたらすべて没収されるといわれる。命令の非人間性ゆえに何度もやめようとするが、そのたびにすでに犯した罪の重さを考えるようになる。面白かった。