先日、知り合いの中学生たちの合唱コンクールに行ってきた。
中学生たちの真剣なまっすぐな歌声に感動してしまったおやじのオレ(~_~;)
本作に出てくる「マイバラード」「大切なもの」
「Cosmos」
そしてこの映画の主題歌「手紙 十五の君へ」
合唱曲はいいね〜
日ごろのタテマエや見かけや忖度が横行する大人の世界に生きてると、合唱曲が歌い上げる世界に浸りたくなる瞬間があるのです。
長崎の離島の中学校に赴任した元ピアニストの新垣結衣。
タイトルからして、着地点は見えている。
さて、クールビューティでピアノを弾くことも、合唱部を熱心に指導することも拒否しているガッキーがどんなきっかけで変わっていくのかな、
って「お手並み拝見的」に見てたけど、
結構感動した場面もあり、満足してPCを閉じました。【ネットの配信で鑑賞】
一つ一つのエピソードはやや定石って感じもしないでもないが、
例えば、障害者の兄の面倒をみる優しい弟
父のことで悩む悩む合唱部の部長
ガッキー目当てで入ってくる男子部員
そして、ガッキーはなぜピアノが弾けないか?
それぞれは、今までも見たことあるようなエピソードで、新鮮味はないけと、嫌な感じはしないし、割と丁寧に描いている。
ガッキーも笑顔を抑えて、
きっとここでって場面で、一気に輝き、みんなを鼓舞するあたりも、定石通りとはいえ、盛り上げるし、かっこいい!
でも、あえて一言苦言を!
ネタバレになってしまうから、初見で見たい人は、スル〜して。
「手紙』の合唱にかぶって、それぞれの人物のシークエンスがかぶるんだけど、
いや〜、ダメだよ、回想シーンを入れちゃダメだよ、一気に安っぽいテレビドラマ並になっちゃうべ、、、、
最近観た「シング」の終盤で、歌に被せたドラマの見せ方のうまさに比べて、せっかくここまでいい感じだったのに、もったいないなあ、下手だな〜。
でも、ここからこの映画は反転攻勢!
ロビーでの「マイバラード」の名シーンが出てくるんです!
浮き沈みの激しい映画やなあ〜。
つて、ことでいくつかの欠点はあるものの、さわやかな青春映画でした。
ガッキーもこういう映画の方が合っている気がします。
桐谷健太はいい脇役ですね。