ガッキー演じる柏木先生の序盤の生徒に対する態度が如何なものかという問題はあるけれども、傑作であることは紛れもない事実。
ただあの素っ気なさがあったからこそ、心の扉を開くまでの展開が明確で描写としては分かりやすく明快。
大人だから偉いわけでも、子どもだからかならず未熟なわけではない。人はみんな至らない部分もあるけれども、それをお互いに対等な関係で認め合って、そして一緒に乗り越えていくことでみんな強く成長していくんだなと考えさせられた。
自分の存在価値は一体どこにあるのかというアイデンティティクライシスに陥りがちな世の中でも、きっと周りには仲間がいる。
こういう時はごめんねじゃなくてありがとうって言うんだよ。