まるで絵画を観ているかのような作品。なかなか芸術は理解するのが難しい。理解しようとするから最後まで目が離せない。スカーレットのおっぱいが見たいだけかもしれないが、面白かったのかつまらなかったのかそれすらよくわからない。ついでにアート色が強い為、あまりエロティックな感じはしない。美術館の裸の彫刻や絵画がエロくないのと同じ。
何の説明も無く、またストーリーに関係のある会話もほとんど無い。スカーレットがひたすらターゲットを見つけ誘い込む。バイクの男達は仲間？後処理役？彼女は人間になりたかったのだろうか？
ターゲットの容姿が気にならない、自分の体をよく知らないなど、彼女の正体に近づく描写から読みとっていく。映像の印象は強く、記憶に残る。きっと揺れ動く彼女の描写に深い意図や伝えたい想いがあるんだろうが、いかんせん僕レベルでは難しい。なんとも不思議な映画でした。
