ナチス・ドイツ占領下のフランスの収容所で、見返りの処刑を受けたレジスタンスたちの悲劇を実話に基づいて描いた作品。不条理の死を迎えざるを得なかった人たちの姿が淡々と描かれていた。
殺害されたひとりである最年少の青年ギィ・モケ、フランスでは彼の悲劇的・英雄的な死は神話化されていると鑑賞後に調べて知る。その彼の処刑シーンも淡々と描かれていて、そのあっさり具合が逆に重たく、史実の目撃者にされたようで胸が締め付けられた。
「命令の奴隷になるな」
ナチス/ホロコースト関連64
ドイツ軍のすべてが絶対悪ではないという描き方。