けんぼー

アナベル 死霊館の人形のけんぼーのレビュー・感想・評価

アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)
3.3
2021年鑑賞107本目。
前作「死霊館」でのわずかな登場にも関わらず、強烈なインパクトを与えた人形「アナベル」のソロデビュー作品。

とにかく人形「アナベル」の顔が怖すぎるのよ。笑
なんであんな人形欲しがるん?笑

前作で強烈な登場をした「アナベル」。本作の時系列は前作「死霊館」の少し前で、アナベルの前の持ち主である夫婦の物語。一応「死霊館ユニバース」の本筋ではなくスピンオフ的な立ち位置っぽいね。

「死霊館」とは違い、ジェームズ・ワンが監督していないのもあってか、除霊バトル要素、エンタメ要素は薄め。恐怖人形とそれに翻弄される夫婦のシンプルなホラーになっている印象を受けました。
逆にそれが怖いと感じる人もいれば、除霊バトルのエンタメ性を求めている人にとっては物足りない出来になっているかもしれない。

「死霊館」を見ていればわかることではあるのだけど、アナベルの呪いは「解決されない」ため、その点においてもJホラー的怖さを含んだ作品になっている。
相変わらずデカい音でびっくりさせる手法は多用されるが、「死霊館」よりは静か。

Jホラー的怖さに振り切ったような作りであればもっと良かったかもしれないが、ジェームズ・ワン的な雰囲気作り、画作りもなくなってどっちつかずになってしまった感じがする。

アイドルグループ的に無理矢理例えるなら、、、
名プロデューサーが結成したアイドルグループ内では一際異彩を放ってた一人の少女が、別のプロデューサーの元でいざソロデビューしてみたら、なんか思ってたんと違う。みたいな感じ笑。

2021/9/2鑑賞