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アナベル 死霊館の人形のOneEyedJOKERのレビュー・感想・評価

アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)
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【死霊館(2013)】に出てきた人形”アナベル”を主題にしたスピンオフ作品。
【死霊館】で監督を務めていたジェームズ・ワンは製作に。
その時撮影を担当していたジョン・R・レオネッティが監督として本作が作られた。

スピンオフとして位置づけられているが、【死霊館】を観ていなくても問題が無い程
物語はリンクしていない。

身重の妻に夫がプレゼントしたのは、妻が以前から欲しがっていた人形なのだが…。

まず、あんな白塗りな見るからに可愛いとは言えない怖めの人形を欲しいと思うのかね?

本作は【死霊館】と同じく、実話を元に描かれている。
そして、全体的に怖さの雰囲気が弱く、恐怖ポイントも少なくなっている。

人形が不気味なだけで、平穏(?)な雰囲気が終盤に向けて徐々に恐怖感が盛り上がってくるのなら、もっと入り込めたのかも知れないのだが『怖い→休憩→怖い→休憩』が続くと、多少恐怖感が萎えてしまう。

しかし、恐怖シーンのアイディアは見たことが無かった演出も多く、どうせこうなるのだろう?と言う展開もありはしたが、想像してもいなかった展開もあり、面白かったのは確か。

コレは鑑賞した方の大半が思ったと思うのだが、ネタバレとなるので詳細は記載しないとして、キーワードとして
「もっと悲しめよぉ…その展開のすぐ後にそのリアクションかい…」
ということがある。

【死霊館】への展開を考えてみると、とても良い序章となっている。
特にこのアナベルという恐怖キャラクターがその後またひと悶着起こすので、その辺りの興奮があるかもしれない。

しかしやはり【死霊館】と比べると怖さをもっと前面に出して欲しかったし、
本作品の方が先に公開されていたなら…等と悔やまれたりもした。
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