たま

ニュースの真相のたまのレビュー・感想・評価

ニュースの真相(2016年製作の映画)
3.5
ジャーナリズムとは何か…と深く考えさせられた。真実を伝えようと奔走すれば人員も予算も膨大になるが、視聴者はもっと娯楽の要素が有るものを欲する。いくら良い番組を作ってもお金にならなければ会社は潰れてしまう。
だから一獲千金の如くスクープを狙う。その為強引な取材をしたりあいまいな情報に踊らされてしまいジャーナリズムの真髄が歪められてしまう。
真実を伝えるジャーナリストの存在や伝えるメディアも無くてはならない。

メアリーの視点から作られた映画なので純粋に彼女の主張に賛同したが、確かにメアリーは間違っていた。

映画自体は見応えがあった。そして知性と行動力が伴うこの役はケイト・ブランシェット以外には考えられない。
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