140字プロレス鶴見辰吾ジラ

パージ:アナーキーの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)
3.8
前作はパージから世界観を広げてきました。

前回は一軒家での立て篭り、今回は街中。
まさにカオスとかしたダウンタウンの光景。
MAD MAX的な要素があるからとかではなく、パージの夜は皆が暴力の権化になる…荒廃したのは世界でなく人の心でした。

街を舞台に、様々なステージが用意され、FPSゲーム的な、とくに逃走中を空からのショットで抜くのは良かったです。

前作は富裕層の話をメインに今回は、富裕層と貧困層とその扱われ方を剥き出しにし、それに対するレジスタンスの存在を出したのも良かったです。

前作は閉鎖感もあり面白さはそこまでではなかったが、今作は前作を踏まえての風呂敷広げに向かっているので楽しめました。

是非、前作も見た上で観賞を勧めます。

主人公の思惑が終盤までわからないのがイライラしましたが。