じぇんぬ

パージ:アナーキーのじぇんぬのレビュー・感想・評価

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)
3.2
【視点は3つに、パージの続編第2段】

1作目の「パージ」に引き続き、続編の今作はパージに対する様々な考えを持つ3組のお話。

副題:アナーキー
は、《無政府状態》という意味で
政治的な秩序が失われた状態を表します。

まあ、確かに政府の関与なく行われる
開放的な制度であることは変わらず、
今作はプラスして上流階級の"お遊び"とパージは化してしまい貧民はオモチャとして扱われる描写が増えましたね。

それが故に物語が混沌としていて
前作よりも見にくい印象を持ちました。

3組それぞれを濃く描こうとすると1時間40分足らずでは難しく、
後半に色々と詰め込んでしまった結果
前半は銃撃戦の音でお腹いっぱいという
残念な構成です。

これ前半に離脱する人多そうだなぁ...

金持ちの権力振り翳しシチュは起こり得るだろうと前作パージより想像はしていたので
それを具現化してくれた且つ、中々想像通りでよかったです。
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