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パージ:アナーキーのMKのレビュー・感想・評価

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)
1.8
作品がどうのっていうよりも…なんとか街で悪夢が介入したり、仮面かぶった厨二男子が出てきたり、はたまた手がハサミのナイスガイが出てきたり、オモローな大統領令が出たりしても、小さな共同体の殺戮劇以上の惨劇が視覚化されることは毎度ないんだなぁ。

法律まで制定されてるのに。

とある高層ビルの惨劇、周りに何も存在しないのになんのためにあんなに航空機が接触する瞬間を捉えるための映像機材が設置されていたんだろう?
この映像とハイジャックの犯人を何かしらの信仰とリンクさせてしまって、当の宗教家たちの潜伏地らしい場所まで行けば大統領令なんかなくても無差別に人は殺されているかもしれないなぁ、なんて。
そんなこと考え出したら映画より気になって怖くなってしまった。

無差別に人民同士が殺戮を繰り返す政治的意図、娯楽や武器の消費のメカニズム、人種や難民問題。
そんな切なくもリアルな背景を持ったが故の無慈悲な政策として伝わってこないからなのか自分的にはどうも刺さらないみたい。

なんかどっしりのしかかる説得力まて感じることがない…こんなに人が殺されているのにどうしてなんだろう?
それを考えるのが有意義だから見つけると観てしまうのだけど…
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