アキラナウェイ

パージ:アナーキーのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)
3.4
これこれこれこれ!!

せっかく年に1回、殺人を含む全ての犯罪が合法とされるパージの夜。お家で縮こまってばかりの前作と打って変わって…。

街に出ようよ!!
Let's get out of here!!

主演は、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」のラムロウことフランク・グリロ!!悪役が板についていたけど、今回はお人好しの警察官役。次作も続投なのか!こりゃ楽しみだ!

パージ発令の夜。男は息子の仇を取る為に、狂気の街へと繰り出す。全ては息子の為に。しかし、襲われていた黒人親娘や車の故障で家に帰れなくなってしまった夫婦を放っておけず、助けてしまう。果たして彼らはこの夜を生き延びられるのか。

そりゃあもう、こんな街に丸腰で出るなんて…。

イ ヤ だ ! !

前作より、舞台は街に移ったのだから当然スケールアップしているものの、どうも今ひとつハジけ切れていない様な。

有能な警察官1+無能な一般人4

この足し算じゃ面白くならんでしょう。
しかも助けられた無能な4の方が、文句言い出したり、嘘ついたりするので、有能な1が余りに気の毒。
完全におんぶに抱っこ!

戦闘要員をもっと増やしてパーティ構成を変えれば面白いのに。
「グエムル」みたいに、アーチェリーのメダリストが混じってるとか。

無能な一般人を4人も引き連れる事で、明らかに展開がもたつくし、防戦一方な展開もちょっと退屈してしまう。

貧しい娘と孫の為に、自らを富裕層の生贄として身を捧げ、命と金を引き換えにする老人。富裕層の狩りのゲームに標的として参加させられる主人公達。反パージ勢力の台頭等、前作に加えてパージの世界をより深めてはいるものの、作品の質を一気に引き上げる程のインパクトはない。

しかし!!
このシリーズって、そんなに面白くないのに面白い。

ん?何を言い出しているんだ、自分。

突き抜けてめっちゃ面白い訳ではないのに、何故か「よし!次も観よう!」と思っちゃう。

きっとそれって、年に1回のパージを表向きは恐れつつも楽しみに待つ様な、そんな感覚。

今年(今回)のパージはパッとしなかったけど、来年(次作)のパージはきっと……!!みたいな。

という事で、Netflixにある「大統領令」も観ようっと!
ワクワク…!!