makoko

最高の人生のつくり方/最高の人生の描き方のmakokoのレビュー・感想・評価

3.9
物語が進むにつれ温かい気持ちになり、最後には爽やかさも。
ダイアンキートンが特に良かった。
円熟した女性だからこその魅力が素晴らしい。歌声が本当にすごく素敵!
毒とトゲしかないようなマイケルダグラスが、パパと離れ離れになってしまい傷ついているめちゃくちゃ可愛い孫娘とダイアンキートンとの関わりで人間らしくなっていく。子供は持たなかったリアが、突然現れた隣人の10歳の女の子を当然のように愛情をもって接してあげる。尖ったおっさんも、やっぱり子供の純粋さや可愛さってところには、素直に心打たれるよね。大人として当然の心ですが、この子をちゃんと守ってあげないと、と思うわけです。

確かに序盤の毒オヤジっぷりから考えるとどんどんまともに改心していくけれども、女性への接し方等々から考えても、このおっさん、ある意味ではずっと「素直」であることは変わらない。

シニアになってからの恋愛、というのがテーマの一つである映画、なんだかんだで結構好き。人生楽しいのは若いうちだけじゃないと思った方がいい。みんな年取っていくわけだから!

ちなみに脇役の皆さんもなかなかいい(^^)
同類の同僚?な毒づいたおばあちゃん、SATCのトレイの嫌なお母様バニー役の方ですね。なんとも合ってる!

予定調和かもしれないけれどもそれが良い。質の良いヒューマンドラマです。
makoko

makoko