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WISH I WAS HERE/僕らのいる場所のseckeyのレビュー・感想・評価

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わたしはいつまでこのままでいるんだろうな?って夢を追わなくなっても常に何かを先延ばししてるような気持ちになるのがもう何十年も続いている。大人でいる時間はとても長くて、でも泳げる距離は決まっているプールに浮いてるみたいだ。
あぁ天使っているんだぁってケイトハドソンみて思った。もうすぐ死ぬ義理の父に、本当に素晴らしいことを言ってケイトが少し泣いて、本当に素晴らしいシーンだった。
本当に素晴らしいしか今説明できてないから語彙力も言葉にするまでの思考回路も、コロナウイルスに奪われたんだと思う。コロナウイルスは本当に恐ろしいウイルス。考えようと深く潜り込もうとする前に熱を出したり体を痛くさせたり呼吸を苦しくさせたりして、“そんなことはしてる場合じゃない” と訴えかけてくる。そういった状況が2週間も続くと深く考えることをやめてしまいそうになる。わたしの場合だけど。
あぁそうだケイトのシーンの素晴らしさを伝えたかったのに。でもうまく言葉にできないから心にしまっておこう。いつか覚えていたら言語化するはず。けど映画っていいなぁ。コロナウイルスに奪われたからといって適当な2時間を過ごしていたら、わたしの脳みそのシワにはケイトの素晴らしいシーンが刻まれることは無かったわけだし。本当。映画っていいなぁ。
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