このレビューはネタバレを含みます
最初、眼の研究してたら、素敵な眼に出会って、眼による奇跡によるところはあれど、ありきたりな恋愛ものかとのほほんと見てたら、まさかのエレベーターで身体まっぷたつで頭真っ白になった。は???
結論から言うと、素敵な映画だった。最初宗教を否定する科学的な側面もある映画だと思っていたので、その後の宗教を完全には否定せず、科学ももちろん否定せず、宇宙どころか、人という生物ですら解明しきれていない謎があるっていうのがワクワクできた。
私は、信仰してる宗教はないんだけれど、だからと言って現在の科学が全てだとも思っていなくて。神は信じてないけど、実は高度に発展した宇宙人が地球に降り立ったんじゃ?とは思っている。それと同じで、『21gの魂』も否定していないどころか、興味津々だし、輪廻転生は信じていなくとも、私たち生物自体が地球に記憶されていて、だからこそ記憶が引き継がれることもなきにしもあらずだと思ってるので、体験したことのない記憶を持つ人々を否定していない。
そんな私は、人の虹彩に謎が隠されてるかもってアプローチはすごくワクワクした。しかも、最後は宗教に偏るのかって思ってたら、科学も宗教もどちらも、完全に肯定してるわけでも、否定しきったわけでもない終わり方は、無限の可能性を感じてすごく良かった!
メモ
・PAX6(パックスシックス)は、眼、脳、膵臓などの器官の形成に必須の役割を果たすマスター制御遺伝子。ヒトでは11番染色体に位置し、この遺伝子の変異は、生まれつき虹彩が欠損する「先天無虹彩症」などの重篤な眼疾患や中枢神経系の発達障害を引き起こすことが知られている。
・「Psychopannychia(サイコパニキア)」とは、「人の死後、肉体の復活まで魂は眠りにつく(意識を失う)」という神学・宗教的教説、あるいはそれを論破するためにジャン・カルヴァンが著した初期の論文を指す。
・角膜(かくまく)
黒目の表面にある無色透明な膜。光を眼球内に取り入れ、屈折させる最初のレンズの役割を果たす。
結膜(けつまく)
白目(強膜)の表面やまぶたの裏側を覆っている薄い透明な膜。
虹彩(こうさい)
いわゆる「茶目」の部分。瞳孔の大きさを変えることで、目に入る光の量を調節するカメラの「絞り」の役割をする。
瞳孔(どうこう)
虹彩の真ん中にある黒い穴。暗い場所では広がり、明るい場所では小さくなる。
毛様体(もうようたい)
水晶体の厚み(ピント)を調節する筋肉(毛様体筋)がつまっている組織。房水も作る。
水晶体(すいしょうたい)
カメラのレンズにあたる部分。毛様体が縮むと厚くなり、近くにピントを合わせる。
チン小体(ちんしょうたい)
毛様体と水晶体を結び、水晶体を正しい位置で支えている細い繊維。
前房・後房(ぜんぼう・こうぼう)
角膜と水晶体の間にある空間。栄養を運ぶ透明な液体(房水)で満たされている。
硝子体(しょうしたい)
眼球の大半を満たしているゼリー状の透明な組織。眼球の形を保つ役割がある。
強膜(きょうまく)
眼球のいちばん外側にある丈夫な膜。いわゆる「白目」の部分で、目を保護している。
脈絡膜(みゃくらくまく)
血管が豊富に通っている膜。網膜に栄養を届けるとともに、余分な光を遮断する暗幕のような役割を果たす。
網膜(もうまく)
カメラの「フィルム」にあたる組織。光の刺激を受け取り、電気信号に変換する。
・Central heterochromia(中心性虹彩異色症)とは、1つの瞳の中で虹彩(茶目)の色が2つの異なるゾーンに分かれている状態を指す。具体的には、瞳孔の周りにゴールドやブラウンなどのリングがあり、その外側にブルーやグリーンなどの異なる色が広がっている現象
・Veggie burritos(ベジブリトー)とは、お肉の代わりに煮込み豆(リフライドビーンズなど)やワカモレ(アボカドディップ)、メキシカンライス、たっぷりの野菜やチーズを小麦粉のトルティーヤで巻いたメキシコ・テクス・メクス料理
※テクス・メクス(Tex-Mex)とは、アメリカのテキサス州周辺で生まれた「メキシコ風アメリカ料理」のこと
・エンドクレジットの後の有名人の写真
ジョン・F・ケネディ
エルヴィス・プレスリー
アメリア・イアハート
ジョン・レノン
サッダーム・フセイン
チェ・ゲバラ
アルベルト・アインシュタイン
マルコムX
マーガレット・サンガー
マハトマ・ガンジー
マリ・サンドズ
二コラ・テスラ
インディラ・ガンディー
J・ロバート・オッペンハイマー
ルイ・アームストロング
ウラジミール・レーニン
ジャクリーン・ケネディ・オナシス
フランク・ロイド・ライト
アドルフ・ヒトラー
マイヤー・ランスキー
アル・カポネ
マーガレット・サッチャー
サルバドール・ダリ
エイブラハム・リンカーン
ネルソン・マンデラ