えりみ

悪魔は誰だのえりみのレビュー・感想・評価

悪魔は誰だ(2012年製作の映画)
4.2
ミステリーとサスペンスの違いがいつも分からなくなってググりますが、
この映画は犯人が最後まで分からないのでミステリーということか。
よくできている上に色々考えさせられるテーマも含んでいる良作でした。
あまり予備知識を入れずに見る方が楽しめると思います。

韓国映画といえば衝撃グロ描写満載のサスペンスが有名ですしこの邦題もそっちを意識してつけられたんだと思いますが、おぞましい描写はほぼありません。
こっちを期待してみる人はガッカリすること必至。

原題の「モンタージュ」、劇中で出るには出るんですが然程重要なポイントではないので
なかなかいい邦題かと。
最後までみ終わった後に「本当に悪い(悪魔)のは誰なんだ」と考えちゃいました。
子供を持つ親が見るともっと感じるところがあるんだろうなぁ。
韓国映画では鉄板ともいえる警察のずさんさ・ヘボっぷりはこの作品でも健在(^^
誘拐で15年の時効て短すぎるやろっ!さすが韓国、と思い日本の場合を調べてみると
未成年者略取及び誘拐罪の刑罰が意外に軽くて、時効は10年(5年かも)(;゚Д゚)エエー

15年前の事件の回想と現在進行形の事件の事件の描写が入り混じる話の進め方も、最初の方こそ混乱して分かりにくく感じましたがちゃんと伏線回収?されていくのでスッキリ。
脚本がよかっただけなのか役者陣の印象はほとんど残っていません(^^;
えりみ

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