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ジェラシーの靉靆のレビュー・感想・評価

ジェラシー(2013年製作の映画)
2.5
初めてのフィリップ・ガレル作品。
モノクロでありフランス映画らしい独特な展開。役者として少なからず成功し、娘からの愛情を目一杯受けている恋人に"ジェラシー"を抱くクラーディア。幾ら愛があったとしても、自身の夢を成功させている恋人との関係を繕ってしまう姿は同情でき、切なさや遣るせなさが表現されていて良かった。二人の間に確かに愛はあるけれど、それを真正面に受け取れない、何処か壁のようなものがあり、何処にぶつければ良いのか分からない複雑な感情が伝わってきた。
とにかくルイ・ガレルの瞳が素敵。
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