しゃけ造

沈黙ーサイレンスーのしゃけ造のレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
3.8
 キリシタン迫害の話。信仰のために命を落とすなどおろかなことだと思ってしまったが、この映画を見て今とは比較にならないほどいきるのがつらかった当時では、宗教にすがってしまうのも無理ないと思った。宗教は民衆のアヘンであるとはよく言ったものである。
 むしろ殺されても宗教と言う色眼鏡で現実を見続ける方が、農民にとって優先すべきことだったのだろうか。
 ある土地では花咲き茂る木も、土地が変われば枯れる。真理はどこでも同じではないのである。
 いくら救いでも僕は死が怖いです。