日本で言う“仏陀”とキリスト教の“神様”。
日本は仏という“人”、悟りを開いた“人”という近しい存在を崇めることを主にしてきた。
それに対して、キリスト教は“神様”という漠然としたモノ(?)、目に見えない存在を崇めている。
当時、鎖国国家だった日本にはやはり理解し難い考え方で異端者扱いされるのも無理もなかったのか。
神は本当に存在してるのか?ならなんで理不尽に裁かれようとされてるキリスト教徒を救えない?
神が存在しているのならなぜ「沈黙」のままなのか?
本当は存在しないただの“無”に無駄に祈ってるだけじゃないのか?みたいな……
捕まったキリスト教徒にイエス・キリストの絵が描かれてるプレートの様な物を用意し、踏んで棄教すれば命は助けてやると言われ…
キリスト教徒じゃない自分も「それぐらい踏んで早く助かれよ」と思ったくらい。
そういう意味では、この映画に出てる日本人の役所の人間と変わらないかも。
けど本気で信じてる人にはそんな簡単なこ
とすら出来ない。
でもキリスト教徒だからって決して悪いことではない。
日本人を悪者っぽく描かれてはいるが、そうじゃない。
単なる文化の違いで日本という国が受け入れる体制が出来てないだけ。
まだちゃんとした土じゃなく、沼の状態で種を植えた処で腐るだけ。
実際、今は日本にも普通にキリスト教はあるわけだし。クリスマスなんてイエス・キリストを祝う日をメチャクチャ楽しんでるわけだし笑
ズシ〜〜〜〜ン…と重い、日本の闇の部分を見た感じですが、勉強になった。
あと長いけど普通に飽きずに楽しめた。
原作未読だけど、読んでみたくなった。
“神”の存在に対してあなたはどう思う?