たらこパーカー

沈黙ーサイレンスーのたらこパーカーのネタバレレビュー・内容・結末

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

映画見終わって調べてみたら、
セバスチャン・ロドリゴ神父(日本名 岡田三右衛門)とクリストヴァン・フェレイラ(日本名 沢野中庵)/リーアム・ニーソンは実在した人物だったらしい。
あと、いのうえさま(井上政重)は元キリシタンだったらしい。
いのうえさまが元キリシタンだと思うと、うろ覚えだが、
「宣教師の栄光の償いとして、宗徒の悲しみが起きている。」や
「お前は私に負けたのではない、この日本という沼に負けたのだ。」
のセリフがやけに印象に残る。

構図が古い日本映画っぽい。
霧がかった舟の上のシーンは雨月物語、
霧から馬に乗った武士たちが現れるシーンは七人の侍と似ているらしい。

「人間がこんなに哀しいのに、主よ海があまりにも碧いのです」が言葉じゃなく画で伝えようとしてるのが直接的じゃなくて好き。

神はなぜ沈黙していたのかについて原作から引用
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聖職者たちはこの冒涜の行為を烈しく責めるだろうが、自分は彼等を裏切ってもあの人を決jして裏切ってはいない。〔…〕私はこの国で今でも最後の切支丹司祭なのだ。そしてあの人は沈黙していたのではなかった。たとえあの人は沈黙していたとしても、私の今日までの人生があの人について語っていた。
『沈黙』より
```