タウンタウン

沈黙ーサイレンスーのタウンタウンのレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
4.0
原作を知らず、マーティン・スコセッシ監督が隠れキリシタンを題材に映画を撮ると知った時には、アポカリプト並の虐殺映画なのかと身構えておりました。
実際ひどい拷問や処刑シーンはあるのですが、なぜキリスト教は弾圧されているのか、そしてどうして処刑されてしまうのかが、ある程度フェアに描かれていました。この点はすごく意外であり、この映画のすごい点の1つだと思います。
また、仏教の意味についても、本質を捉えており、そこもきっちり描くのはさすがだなと。
宗教を超えた、自分の役割について考えさせられるよい映画だと感じました。