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沈黙ーサイレンスーのtesseiのレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
4.7
遠藤周作の原作を読んでいない人もぜひ観て欲しい映画です。観終わって、日本や日本人ってなんなんだろう?って、すごく考えました。



長崎のキリスト教廃止の歴史(踏み絵など)がテーマ。布教活動を弾圧することは、法に反していない限り、本当にやるべきではない。かなり血なまぐさい内容だった。

最も印象に残ったのは、信仰心が弱く裏切りを繰り返すキチジロー(窪塚洋介)の「こんな世界で、弱い者はどうすれば良いのですか?」というセリフ。この問いはすごく響いた。

“弱さ“を受け入れること、“弱さ“と向き合うことの大事さと、それから、必ずしもいつも“強さ“が重要ではないということ。

もしよかったら、こちらのスコセッシ監督来日の際の記事も合わせて。
「『沈黙‐サイレンス‐』スコセッシ監督来日レポ「一番危険なのは、強者至上の世界しか知らない若者世代」」
https://theriver.jp/silence-scorsese/


この作品、ムネアツです!!!
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