沈黙を続ける神とは…
1640年 激しいキリシタン弾圧下の長崎
宣教師フェレイラ(リーアム・ニーソン)を探しにやってきたロドリゴ神父とガルペ神父が目の当たりにするキリシタン達の現状…
そもそも命を懸けて守る信仰心とは何なのか?という問いかけについてロドリゴ神父の目線で私達も一緒に考えさせられる作品です
キリシタンは神を信仰していれば死んだらパライソ(天国)に行き楽になれると信じているので踏み絵を拒み自ら拷問を受ける…
信じる者は救われる…?なんか違くない?って大半の人は思うと思うんですが、そこで出てくるのが中国で案内人として出会う窪塚洋介演じるキチジロー
この作品ではとても重要なキャラでロドリゴ神父とは違う目線で見れる役割でした
ただ…ロドリゴ神父からしたらまーめんどくさい奴かも😅何度も告悔に付き合わされるロドリゴ神父の冷たい視線が忘れられない…
内容はとても重く見るに耐えない拷問シーンもあります
マーティン・スコセッシ監督ですから上映時間も長い…
ラストまで観れるかなと心配してたんですが…ロドリゴ神父役のアンドリュー・ガーフィールドの胸を打つ演技にやられる😭アメイジングスパイダーマン、ハクソーリッジとはまた違う良さがありました✨
そして続々と出てくる日本人キャストがまた豪華👏
キリシタン役では加瀬亮、小松菜奈…塚本晋也監督のモキチも凄かった😭
ガルペ神父役のアダム・ドライバーと片桐はいりの絡みは貴重なシーンにも思えました😂
奉行人の浅野忠信、イッセー尾形も目立ってましたが…彼らについては謎が少し残る感じ🤔
宗教に関心のない私でもラストまで目が離せず複雑な心境のまま蝉の鳴き声が響くエンドロールへ…
マーティン・スコセッシ監督の作品では一番、印象に残る作品になりました✨
鑑賞後、久しぶりに歴史の勉強をしたw