Shun

沈黙ーサイレンスーのShunのレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
3.7

見応えがあるので、長くても耐えられる。
ただ、そこには"沈黙"が必要。
大切な声を聞くために。













ここから感想
………🎦✂︎✂︎✂︎

"信仰"とか"習慣"とかその土地に根付いているものを変えるのはすごく困難なことで、
ましてや、それを理解できていない者が変えるのは不可能に近いと思う。
キリスト教を広めにきた伝道師たちは教えるの一方通行で、相手の価値観と融合することができない様子が感じられた。
そのため相対した時に、否定することしかできなかったのは、自らの経験値の低さが露わになった。

ここまで苦労していたものが、現代の日本で当たり前のように受け入れらている。クリスマスなどをイベント化することで。もちろん、そこに信仰は関係ない。

隠れキリシタンが拷問を受けている際に、彼らは自らをキリストのストーリーに結びつけない。というセリフは、彼らはバックグラウンド込みで信仰している訳ではないと現代に通ずるものを感じた。

一度、受け入れた時の拡がるスピードは日本特有のものかもしれない。
それが良いものでも悪いものでも…

何か大切なものを捨てた時に平安ってやってくるのかもね。
Shun

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