かさのや

沈黙ーサイレンスーのかさのやのレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
4.1
洋画だけど、日本が舞台のため出てくるのはほぼ日本人。

驚くべき点は、そのへんの日本の時代劇よりも演技が真に迫っている。
それくらい日本人の役者の演技が凄い。監督は日本人以上に日本人を知り尽くしているのか?!それとも役者が凄いのか?!

ちなみに、原作は日本の小説。遠藤周作の本です。
江戸時代の、隠れキリシタンがとにかく排除される時代の話。

隠れキリシタンにとっては当時の日本はマジでゾンビワールドもかくやというレベルの地獄だったらしい。そんな所に、帰ってこない宣教師を探しにイエズス会の使者2名が派遣されたら、まぁ、そりゃ本家の人ですからね。見つかったらヤバイっすよ。
…っていう主人公二人の恐怖、居心地の悪さ、そして当時の日本とキリスト教の相性の悪さがバンバン表現されてる三時間です。

主人公二人は、もちろん大人ではあるけど、人を教え導くにはまだ若いってのも面白い。あとどうでも良いけどスターウォーズとスパイダーマン(驚の方)役者だ。

久々に短い三時間を経験した。
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