meguros

サボタージュのmegurosのネタバレレビュー・内容・結末

サボタージュ(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

シュワ演じるブリーチャー(破壊屋)が率いるDEA(麻薬取締局)特殊部隊は荒くれ者の集団。マフィアから奪った1000万ドルの着服を企てるも、その金が行方不明に、被害者まで出てしまう大惨事となってチームは解体の危機に。そんな中、チームのメンバーが1人また1人と凄惨な死を遂げていく。原作はアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」らしい(内容は全然違う)

”サボタージュ”とは妨害・破壊工作を意味する言葉で、意図的に業務の量や質を低下させる”サボる”ことを通じて紛争の解決を迫る行為を指す。

ブリーチャーは妻と子供を中米の麻薬カルテルに殺されており、後日送られてきた拷問殺害の動画を酒を飲みながら観ているような男(...辛すぎる)。つまり、ブリーチャーは仕事をしているようで、ずっと黙々と復讐の計画をしか考えていないということがこのタイトルに繋がっているのだろう(しかし、そのあたりもう少し分かりやすくする演出方法はあった気もする)

監督は従軍経験の長いデヴィッド・エアーだからコンバットシーンは今作も良く撮れている。ゴア描写はかなり過激。サム・ワージントンが冷蔵庫に収まってる姿はかなり可哀想だった...。「The Killing」のミレイユ・イーノスが最初からオンドラッグ状態のキレ演技を炸裂させていて、後半は特にヤバみが凄い。
meguros

meguros