リラリオ

ミス・バイオレンスのリラリオのレビュー・感想・評価

ミス・バイオレンス(2013年製作の映画)
4.8
ずっと観たかった映画…やっと観れた!

11歳になったアンゲリキは、誕生パーティーの最中に、突然バルコニーから飛び降り自殺をする。
アンゲリキの死の真相を探る福祉局。「何も問題はなかった」と話す母のエレニとアンゲリキの祖父。
表向き何の問題もない家族。
しかし一家には、とんでもねぇ秘密が隠されていた…。

食卓を囲む家族。
エレニ、両親である祖父母、エレニの妹14歳のミルト、エレニの息子フィリポと娘アルクミニ…。
不穏な空気が漂う。
「お前ら全員何してた!なぜ目を離した?なんでこんなこと起きるんだ!」
威圧的な祖父に黙り込む家族。

祖父…絶対的存在。連帯責任主義。ルールを破る者には鉄拳制裁を食らわす。
金、家中の物を管理し、シリアルの残りもきっちり計量。
外出は許可が必要。(基本一緒に外出)
毎日、娘と孫の登下校の送迎。
家族を洗脳、監視、軟禁する恐るべし男である!!

家では絶対的存在だが…遅刻し上司に怒られる→職場から電話で家族を監視→帰宅→シリアル計量「よし、減ってない」→「家で隠し事はなしだ!」→年頃のミルトの部屋のドアを取っ払う→妊娠したエレニの診察に付き添う→順調!!んっ!?父親…誰?

子供たちの終業式→「通知表もらいに行くんで休ませてください」→仕事クビになる→優秀な子供たちだが…アンゲリキの死後、ちと乱暴になったフィリポ→先生「攻撃的になって何度か問題を…でも事故に対する自然な反応だと…」→「何だって!?よく言い聞かせます…」→じい様、帰宅→ビンタの刑に処されるフィリポ…もちろん夕食抜き。

福祉局が調査にやってくる→ソワソワじいさん→エレニの妊娠がバレ、大ピンチだったが…何とか乗り切る→ミルトを迎えに行く→帰宅せず、ある場所へ。
そして衝撃のシーン…2人の男が乱暴に…終わったと思ったら…Wow…
おぞましくドス黒い秘密。
アンゲリキの悲劇的な死の真相…。
そしてまだまだ続く…衝撃の展開…!!

オーマイガー!!これは強烈!マジ恐ろしやです!
なんてことを…!!
映画前半は静かに淡々と進み、「ん?なぜこれがR18?」と気が緩んだところに強烈なパンチが…!
ギリシャ映画って、やっぱりぶっ飛んでんの多いな~ あと謎のダンスも 笑
最高に胸糞だったが、面白かったっス!
リラリオ

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