このレビューはネタバレを含みます
個人的には現在のケイティの苦しさもどかしさに共感?してしまったと言う点で歯がゆい映画でした。
子供の頃に愛された確たる記憶がないと、大人になってから
その部分を埋める為の何かが必要になる。
それがケイティにとってはセックスだったと言うだけ。
ただ他人を巻き込んでしまう依存だからいただけない。
ただケイティは【愛された確たる記憶】が当時幼すぎて、
時の流れのなかで埋もれてしまっていただけだったのと
自分と似た境遇の女の子と触れ合う事があったから
思い出せたんだろうけれど。
邦題を鵜呑みにすると、読んで無かったパパの遺作を
パパのファンと言って出会ったキャメロンに諭されて
パパ大好きよ。
で終わるストーリーかと思ってたので予想外の展開で
そこはいい意味でビックリしました。
ただ脚本がものすごく削られているんだろうな、と想像してしまうくらい
説明不足は否めないかな。。。と。
観賞終わりにパンフレットを読んで補完される部分がしばしば。
泣きながら歯を食いしばりながら事を致すシーンは
好きでしてるんじゃない。こんな事がしたいんじゃない。
ケイティが自分自身に対しての苛立ちが爆発してて
見ているこっちまで泣いてしまいそうになったアマンダの演技は凄かった。
今、何かが足りなくてどうしようもない女性には
響いてしまう映画なんだな。って思いました。