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パパが遺した物語のLEGIONのレビュー・感想・評価

パパが遺した物語(2015年製作の映画)
3.0
過去と現在の2つの軸が同時に進行されていく構成だったが、過去と現在どちらの物語も内容的に交互で進行していく必要性を全く感じず、別に飽きるような物語でもないのにあたかも退屈なストーリーを誤魔化してるようにしか見えなかった。
現在の軸で孤独感によって幸せを得ることに恐怖を覚える娘の葛藤が描かれ、感情的に共感できる部分はあったが、物語的にはそれ以上でもそれ以下でも無いためあまり印象に残らなかった。
過去の軸では親子愛や親権をめぐる争いが描かれ、その中で垣間見れる父親の苦悩や葛藤に心揺さぶられた。ただ娘の父親に対して親権を巡る裁判を義姉夫妻が起こそうとした理由は少し弱く感じ、この争いの結末を見るとなぜそもそも訴えようと思ったのか疑問に残るものだった。
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