三郎丸

三郎丸の感想・レビュー

2017/04/21
パパが遺した物語(2015年製作の映画)
2.7
ラッセルクロウ目当てでの鑑賞!
この人、久しぶりに見ましたがすっかりオデブ&ガタイの良いオッサン化しております。
グラディエーターでの鋼&締まった身体が懐かしく感じます…

まずこの作品、驚きなのが、
【タイトルがネタバレをしている…】
「主人公ラッセルクロウ役の親父が遺したもの」がキーにでもなるのかしら?などと小ヌルい事思って鑑賞したらなかなかのガッカリ…コレはダメ。
「まあ、こんな話なんですけどご覧あれ」
と言われたようなもんです…

お話は、
1989年のニューヨーク。
作家のジェイクは妻と小さな娘の3人とで幸せに暮らしていたがある日自分が運転する車で事故を起こして(妻に不倫を追求され思わずアクセルを踏みこむという乱暴な事故)結果、妻を失い自身も精神的な病と発作を患ってしまう。
しばらく入院して治療にあたるため娘のケイティを妻の姉に預けるが退院後その姉夫婦がケイティを引き取りたいと言い出す。
娘を失いたくないジェイクは娘との生活の為ヒット作を生み出そうと躍起になるが…
一方2014年。
成長したケイティは大学で心理学を学んでいた。
人と深く関わることのできない彼女は男あそびを繰り返し自身が抱える心の闇に苦しめられていた。
そんな時、父が書いた物語が好きだという男性キャメロンに出会って…

この手の作品は、
【鑑賞者の心が揺さぶられるか否か】
が肝かと思いますが本作は、
父と娘の親子愛+精神病
という沢山描きたい一心なのか、ストーリーに山盛りで盛り込んであるため、どれも浅い形で描かれてしまってます。
軸は親子愛で間違いないのですが、監督がホントは何が描きたかったのかよくわからない形で作品終了してしまった感じがありました。
もっと言えば、ピューリッツァー賞穫っている主人公が生活の為、自分と娘の事を死にかけながら書き上げた遺作の本の何節か紹介されて涙しちゃうのかな?と、予想しながら観ていたんですが、スッと本のタイトルだけ出てきて終わりやがります。
ものすごい肩すかし感!
ただ、ラッセル・クロウの病が原因で作家として苦悩する役は良かったですし、アマンダ・セイフライトの眼力のある存在感アリアリの表情も良かったです。

オススメ処は、
ラッセル・クロウが病で痙攣する演技をするのですが、パワーがあるため震える際に部屋のモノが無駄に壊れます。
ラッセル・クロウと、あとハリソン・フォードあたりもそうなんですが、自分が人よりパワーがあるのを気づいたほうがいいです。
こういう人と握手や肩叩かれるとモノ凄いダメージを喰らう確率高いです、皆さん触れあうときには気をつけて!

この作品は…妻がガン治療中なのにハワイで重婚したアホな議員に特にオススメ!