思わぬ形で母を亡くし、遺された父は娘に溢れんばかりの愛情を注いで育てていく。25年後、結局ある事で人を愛せなくなってしまい自暴自棄に生きる主人公ケイティの苦悩と再生を描くヒューマンドラマ。
キービジュアルのイメージと違い、思ってたより重い内容で、父ジェイクに愛され、純真無垢に過ごしてた幼い頃のケイティの回想が入るたび、現在の心の闇の深さが際立ち愕然として辛かったです。。。
大学院で心理学を学び、心に傷を負った子供の治療をするソーシャルワーカーをしていても、自身の子供の頃に負った深い心の傷は治せない皮肉。
担当の少女との交流で、ラストのケイティの心からの言葉は目頭熱くなりました。
恋の行方も、最後までどうなるかわからない展開にハラハラ。
そして一方、有名な小説家の父ジェイクも様々な試練に心身衰弱し苦しんでいるのに、ケイティには悟られまいと必死にいつも笑顔でいる様子に胸が締め付けられました。
ラッセル・クロウの演技はやっぱりすごい!
父と過ごした日々が余りにも幸せだったからケイティは傷つくことになったけど、救ってくれたのもまた、父の愛。
終盤の、ケイティが夜のバーから出ようとした瞬間にジュークボックスから曲が流れたシーンは、ベタかもしれませんがベタなだけに思わず感極まって涙でした。
★1989年ニューヨーク。最悪な状況で妻を亡くしたジェイクは、事故の後遺症に苦しみながらも幼い娘ケイティを愛情いっぱいに育てていた。
自身の病や金銭問題など様々な苦難が襲いかかる中で、ジェイクは自分とケイティの物語を執筆することに。
25年後。ケイティは、ある出来事により人を愛せなくなってしまい、孤独と愚行に苦しんでいた。
そんなある日、ジェイクのファンという小説家志望の青年と出会うが、、。