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パパが遺した物語のSのレビュー・感想・評価

パパが遺した物語(2015年製作の映画)
3.1
ラッセル・クロウ、アマンダ・セイフライド主演作品。

過去パートは割と好き。
妻を亡くし、仕事も上手く行かずお金は底を尽きかけている、病気も患ってしまった。
ジェイク自身がとても辛い状況にある中で、娘のケイティには変わらぬ愛情を注ぐ姿に好感が持てた。

現在パートはあまり好きになれなかった。
自分自身のことを心が空っぽだと語るケイティの気持ちはなんとなくは理解できる。
愛を知っているからこそ、それを失う怖さも知っており、また自分自身が本当は何を求めているのか分かっていながらも、気づかないふりをしてしまう繊細で複雑なケイティの心情に共感できる部分もある。
物語のラストでは、自分の心と向き合い一歩前進した姿も見せてくれる。
ただ、ケイティの乱れ方に引いてしまった…
キャメロンが器の大きいできた男性で本当に良かった…
それから、物語の終盤で「男は愛がなくても生きていける。でも女は違う。」という台詞があるのですが、2015年の映画とは思えない様な古い価値観の言葉だなぁと正直感じてしまった…

アマンダ・セイフライドのセミヌードと、作中流れる〝Carpenters〟の『Close to You』は素晴らしい!

『ブレイキング・バッド』以来久しぶりにアーロン・ポールを見た気がする。
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