哀川翔 芸能生活30周年記念 通算111本目出演作
アクション、ホラー、コメディ、ホームドラマ、感動を詰め込んだ群像活劇。
私見はゾンビ＆ヤクザ映画。
豪華すぎるキャストにびっくり。なにが驚くって小沢仁志さんがよもやのコミカルセリフ被せ。中野英雄さんともどもよくぞと。
"Z"はゾンビの"Z"か、他の意味も持たせているのか。情報収集してないから不明。
ただ、ゾンビネタたっぷり盛り込んでいて好感度と面白さが上昇。
作中の小ネタ「ゾンビ映画の傾向」
・噛まれて感染はウイルス ウイルス系は動き遅い
・薬や化学物質で変異 薬品系は動きが早い
今作ではウイルスとドラッグのハイブリッド種など、感染経路が複数扱い。
私個人としてはアンデッド(死体)と感染者(生者)は別モノだと思っている。ジャンルはまとめてゾンビ扱いにされているけれど。
"生ける屍"の解釈が「死んでいるけれど動く」「生きているけれど死人同然」という区別が明確になされていないせいだろう。
対ゾンビにおけるサブミッションも作中設定が重要。
今作では格闘技経験者のJK二人が無双するけれど。相手がゾンビなら絞め技や関節技は無意味。窒息しようが骨折断裂しようが彼らお構いなしだから。接触による危険が増すだけ。
物理的に極めて固める技ならまだ有効とも思えるけども。骨法とか活躍しそうだ。
ゾンビ映画と任侠映画がどちらも中途半端になることなく、単独でも成り立つ厚みは大したもの。
哀川翔さんには還暦過ぎても頑張ってもらいたい。
鑑賞 2020.10.17 チャンネルNECO
