ホークマン

映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)のホークマンのレビュー・感想・評価

2.6
うーん、これは評判悪いのもしょうがない…
まず導入部分の全員が全員、ドラモンやしずかちゃんまでヒーロー番組が大好きでヒーローごっこや映画撮影がしたいというのはあまりにも違和感がある。ドラえもんらしさを考えるなら、のび太がヒーローごっこしたいと言い出しドラえもんが道具で叶えてあげて周りがそれに巻き込まれるのがいつものパターンだろうに、この時点で脚本や監督はドラえもんへの理解度が足りないんじゃないかと不安になる。
そして中盤以降本物の宇宙の悪者との対決になるのだが、その中盤と終盤でやっていることがほとんど同じであり展開に緩急がなくダラダラと予定調和な内容が一時間ぐらい続く。メッセージ性や見せ場も薄く印象に残らない。
個人的な邪推だが、この当時アベンジャーズなどのアメコミヒーローブームに乗っかってヒーロー要素を無理矢理ドラえもんに捻じ込んでしまったんじゃないかと思う。結果ドラえもんとしてもヒーローものとしても中途半端で薄味な作品になってしまったんじゃないかと感じた。
ホークマン

ホークマン