ちろる

小川町セレナーデのちろるのレビュー・感想・評価

小川町セレナーデ(2014年製作の映画)
3.6
安田顕さんはよくおねえの役をやるイメージ。これがよく似合うんだわ!
といってもこの安田顕さんは前半なかなか登場しなくて、須藤理彩さんと藤本泉さん演じる美人親子のスナック奮闘記がメインのお話となる。
藤本泉さん演じる小夜子ちゃんは、超かわいいのになぜだか男運ゼロ、人生もなかなかうまくいかないところも含めてお母さんそっくり。
自分の名前をスナックの名前にした母親に不満タラタラで、なかなか上手くいかない10代と、なんだかんだで母親を大切に思い始める20代この小夜子の成長期が愛おしくてまるで親戚のような気持ちでホクホクと観れました。
営業立ち行かなくなって、自分たちだけでオカマバーをやろう!とかとんでもない発想には度肝抜かれたけど、満を辞して登場した安田顕さんのおかま指導は素晴らしく、あの可愛らしいダンス見てたら私もまじでオカマバーやりたくなってきた、、笑

設定こそハートフルになりそうなのに、なかなか一筋縄ではいかない人間模様も含めて、さっぱりとしてるところは個人的に嫌いじゃない。
登場人物みんなみんな強くて、観ているだけで少し勇気をもらえるお話でした。
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