mikoyan358

アラビアの女王 愛と宿命の日々のmikoyan358のレビュー・感想・評価

2.5
列強の思惑と独立の意図が交わり混沌としていた20世紀初頭のアラブに単身乗り込み大物たちと渡り合った(そしてその後の国境の遺恨を作った)実在の女性ガートルード・ベルを主人公としたドラマ。かの時代、そしてアラブという古い世界においていわば「女版アラビアのロレンス」が存在していたことも知らなかったので興味深く観た。ただやや話がロマンスの方向に寄り過ぎな感があり、映像の美しさの割に彼女がどのように時代を渡りあったかの掘り下げが薄かったのが残念。完全に過去の人と思っていたヴェルナー・ヘルツォークがまだ現役だったことには驚かされたが...
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