パンケーキレンズ

ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男のパンケーキレンズのレビュー・感想・評価

3.0
いや〜、アツいっすな〜♩
だてにゲロッパゲロゲロ言うてるわけやないんですな〜(コラコラ)

音楽の持つ「力」を改めて感じた!
音楽が、時には信仰にもなるんやね〜
時代によって音楽(文化)は作られるけど
音楽(文化)によって時代が作られる瞬間ってのが、着々とした足取りで綴られる、ゲロッパ伝説の一部始終♩

ときどき出没するカメラ目線の演出が、スパイス効いてました

長きに渡る時代的な背景によって虐げられてきた黒人社会を結束させた道筋ってのは、キング牧師とはまた違ったアプローチではあるけれど
差別の壁を乗り越える!とか
白人に立ち向かう!とか
そういうのではなくて、ミスターブラウンの魅力に自然と周りから歩み寄ってきたというか、そういうところに彼のカリスマ性が反映されてますよね

グルーブってなんやの!?

っていう、白人記者の質問シーンが印象深かったな〜

彼の音楽が、白人と黒人の橋渡しの1つになったってことですよね

頂点を極めて
時代を引っ張って
喝采を浴びて
富と名声を手にした男
でも
その手からこぼれ落ちていった、母の愛情

こういうのは、伝記映画には付き物なんですけど、ラストの歌が、友情に対するものと、母親に対するものと、両方リンクしてくるんです

その道のりに、その人は居なかった

眩しい喝采とは裏腹の、耐え難かったであろう淋しさを想像して涙がこぼれました…

主演のチャドウィック・ボーズマン、器用な俳優さんですな〜

コメディでしか見たことがないクレイグ・ロビンソンがサックスを吹いてたのが、個人的に一興でした♩