まるでアーチェリーのようにしっかりターゲットを絞った作品でした。つまり、ハマる人はハマり、そうでない人はそれなりに楽しめる内容。ただ、コマンドーや沈黙シリーズなどしか見ないような人にとっては、一体この映画のどこが面白いのか首を傾げるはずです。
しかしながら、ジャケットの構図からしてベルセバ感出てますよね。エンドロールなんてベルセバでしかない。
こう言うとあれですが、映画作っても世界観が統一されてるって、よほど確固たる感性というか作風というか、そういうセンスがあるんだなと。というか、作曲が脚本の執筆に当たる行為だったんでしょうか。
ちょっと関係ないですけど、むかしスピッツの草野マサムネが「もう、こういう音楽作るのってベルセバしかいなくなったからな〜」みたいなこと言ってたんですけど、それから10年くらい経ってますが今でもベルセバって唯一無二、比類するものがないバンドなんですよね。
じゃあ映画はどうなんだ？と問われると、どうなんですかね。なんか音楽で引っ張り上げた感じあると思うんです。初メガホンとしては上出来、むしろ素晴らしい仕上がりと思っていますが、同時にもっと良く出来たんじゃないかなとも思います。
