佐々木

夜の片鱗の佐々木のネタバレレビュー・内容・結末

夜の片鱗(1964年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

緩いテンポで正面から女の転落を捉えている。娼婦として生きる中に自分を見失い無感動になっていく様がリアル。特にヒモが不能になってからの女の冷淡さは作品と一体となってひりひりと切れている。女は本当にこの世界と縁を切りたかったのか、それとも女として愛されたかったのか。昼のデパートの屋上での桑野みゆきは水商売の女そのもので美しい。2017/2/6シネマヴェーラ。
佐々木

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