ねぎおSTOPWAR

悪魔の倫理学/怒りの倫理学のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

3.6

さてさてこの映画、導入と後半では結構色が違っている印象です。
それは「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のような・・。
また、演出的には「パルプフィクション」のような・・。
要はタランティーノをリスペクトした雰囲気を感じました。

ある女性をめぐり、盗聴マニアと不倫野郎と未練男にどこまでも自分本位オトコ、セクハラマン・・が登場して、倫理観を麻痺させてくれる映画です。それが<倫理学>ってことですね。

で、またしてもチョ ジヌンが出て来る映画なんですが、この作品の彼がFUJIWARAのフジモンにしか見えない!車の中での騒動がわりと長く続くんですが、このシーンはイカしてます。ザ・変態!


映像的に印象的だったのは冒頭ドローンの俯瞰映像。
ビル群を旋回しながら交差点に降りて行く。
映画「サイコ」でヒッチコック監督が超ロングズームを構想したがCGもなく、機材能力からも断念したことを思い出しました。
今ヒッチコック監督がいたらどんな映画撮るんでしょうね。観てみたいなあ。